Old Lens 0032 > KONISHIROKU HEXANON 52mm F1.8 [4371208] 雨の続き・・・花と草木でボケ!
パンマルシェのスナップで終わった先回の続きです。場所を変えて花を中心に開放でのボケに付いて報告していきたいと思います。パンマルシェ会場から1.5Km離れた憩いの空間にやって来ました。20数分経ち雨も小ぶりに・・・条件が少し改善されHEXANON F1.8 52mmの開放での実力はどれほどか?・・・ここからがレンズ紹介の本番、少しはお伝え出来ると思います。作例の後少しだけ今回のレンズマウントに付いて触れたいと思います。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/200sec iso200 -0.3EV
天候は間もなく雨が上がりそう・・・過剰補正では無いと思われ開放ボケはザックリ悪くは無いと思いますがフレアが気に成ります。玉ボケを見ますと周辺が非点収差の影響で少し流れています。中心は良く見ると解像感は有るのですが、フレアに埋もれています。今回のワーストですが期待は持てます。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/400sec iso200 -0.3EV
フレアが減少、一般的な標準レンズの写りに近くなってきました。カラーバランスも少し改善され色ノリが良くなり、場の雰囲気が少し表現される様になった気がします。背景途中の小さな花や葉がざわつき易いシチュエーションですが、許される範囲に感じました。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/1000sec iso200 -0.3EV
フレアが少しソフトレンズ効果を与えて薔薇が優しく見えます。背景何が写っているのか考えましたが、結局判らず仕舞い。2線ボケと普通のボケの中間で、背景に拠り色々な表現が出来そうな感じです。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/250sec iso200 -0.3EV
色々な表情その1になってしまいました。これほど2線ボケが出るとは思っていませんでした。左上は非点収差の影響か、簡易組付けの影響でチルト現象が出ているのか?像も流れて、見事にオールドレンズ的な作例に成りました。これも又、楽しいかも?
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/400sec iso200 -0.3EV
色々な表情その2です。木々の木漏れ日や水面に現れた玉ボケを見ますと、エッジが目立たず、球面収差の補正不足の様なぼんやり柔らかなボケ方に感じました。先ほどのボケ方とは主役と背景の距離感で大きく変化する一例になった様な気がします。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/200sec iso200 -0.3EV
少し光を取り込んでいるのか、フレアが出ています。この作例の場合は、左の木漏れ日のバブルボケは流れ前ボケは溶けて実態が無くなり、フレアも相乗効果で雰囲気の有る面白い作例になった様な気がします。ボケファンの方如何でしょう?
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/200sec iso200 -0.3EV
此方は3例ほど前の感じに似て、主題と背景の種類と距離感で2線ボケが顔を覗かせる様です、特性が判れば対処の仕方や活かし方がハッキリしてきます。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/200sec iso200 -0.3EV
フレアな感じは相変わらず、主題は解像していますがフレアに埋もれています。でも、次の柊もですが、結構気に入っています。背景の正体をなくしたボケの萌え感、主題の色と背景ボケの色の配置と強弱、少し沈んだトーンが素敵です!
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/200sec iso200 -0.3EV
基本的には前の作例と似ていますが、大きく違う所は主題の柊と背景の中間に、もう一塊の柊が有る事です。この中間距離の柊のボケ方が3番目のボケになるのか?綺麗なボケでも、2線ボケでもない様な、面間反射ボケの様なレンズとレンズ又はレンズとセンサー間の反射が写しこまれた感じのボケ方で、オールドレンズらしい、とても面白い効果になっていると思います。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/1000sec iso200 -0.3EV
中心部のみに解像点が有り、周りが急激に解像度が落ちボケになっていく、2線ボケや像が流れたり、先回変形ガウスタイプで有りながらテッサータイプの特性と紹介しましたが、中心部以外は捨て去った、時代的なオールドレンズの楽しみを味わう事が出来ました。
先回と同様のフレアが目立つ作例も多かったのですが、主題と背景の位置関係で逆の印象になったのは勉強に成りました。
条件の整理に拠り何とでもなる!もっと腕を磨け!とレンズに言われてしまいました。
KONISHIROKU HEXANON 52mm F1.8には、まだまだ潜在能力が有り引き出せていない気がします。資料を読んで得た情報寄りますと開放のフレア気味からF5.6辺りに絞るとフレアから解放され本来の姿が見えてくるそうです。試さない理由は有りません!
次回はF5.6 晴天の薔薇を撮りに行きます・・・ベストショットが有ります様に!
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/200sec iso200 -0.3EV
天候は間もなく雨が上がりそう・・・過剰補正では無いと思われ開放ボケはザックリ悪くは無いと思いますがフレアが気に成ります。玉ボケを見ますと周辺が非点収差の影響で少し流れています。中心は良く見ると解像感は有るのですが、フレアに埋もれています。今回のワーストですが期待は持てます。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/400sec iso200 -0.3EV
フレアが減少、一般的な標準レンズの写りに近くなってきました。カラーバランスも少し改善され色ノリが良くなり、場の雰囲気が少し表現される様になった気がします。背景途中の小さな花や葉がざわつき易いシチュエーションですが、許される範囲に感じました。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/1000sec iso200 -0.3EV
フレアが少しソフトレンズ効果を与えて薔薇が優しく見えます。背景何が写っているのか考えましたが、結局判らず仕舞い。2線ボケと普通のボケの中間で、背景に拠り色々な表現が出来そうな感じです。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/250sec iso200 -0.3EV
色々な表情その1になってしまいました。これほど2線ボケが出るとは思っていませんでした。左上は非点収差の影響か、簡易組付けの影響でチルト現象が出ているのか?像も流れて、見事にオールドレンズ的な作例に成りました。これも又、楽しいかも?
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/400sec iso200 -0.3EV
色々な表情その2です。木々の木漏れ日や水面に現れた玉ボケを見ますと、エッジが目立たず、球面収差の補正不足の様なぼんやり柔らかなボケ方に感じました。先ほどのボケ方とは主役と背景の距離感で大きく変化する一例になった様な気がします。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/200sec iso200 -0.3EV
少し光を取り込んでいるのか、フレアが出ています。この作例の場合は、左の木漏れ日のバブルボケは流れ前ボケは溶けて実態が無くなり、フレアも相乗効果で雰囲気の有る面白い作例になった様な気がします。ボケファンの方如何でしょう?
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/200sec iso200 -0.3EV
此方は3例ほど前の感じに似て、主題と背景の種類と距離感で2線ボケが顔を覗かせる様です、特性が判れば対処の仕方や活かし方がハッキリしてきます。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/200sec iso200 -0.3EV
フレアな感じは相変わらず、主題は解像していますがフレアに埋もれています。でも、次の柊もですが、結構気に入っています。背景の正体をなくしたボケの萌え感、主題の色と背景ボケの色の配置と強弱、少し沈んだトーンが素敵です!
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/200sec iso200 -0.3EV
基本的には前の作例と似ていますが、大きく違う所は主題の柊と背景の中間に、もう一塊の柊が有る事です。この中間距離の柊のボケ方が3番目のボケになるのか?綺麗なボケでも、2線ボケでもない様な、面間反射ボケの様なレンズとレンズ又はレンズとセンサー間の反射が写しこまれた感じのボケ方で、オールドレンズらしい、とても面白い効果になっていると思います。
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/1000sec iso200 -0.3EV
中心部のみに解像点が有り、周りが急激に解像度が落ちボケになっていく、2線ボケや像が流れたり、先回変形ガウスタイプで有りながらテッサータイプの特性と紹介しましたが、中心部以外は捨て去った、時代的なオールドレンズの楽しみを味わう事が出来ました。
- 印象
先回と同様のフレアが目立つ作例も多かったのですが、主題と背景の位置関係で逆の印象になったのは勉強に成りました。
条件の整理に拠り何とでもなる!もっと腕を磨け!とレンズに言われてしまいました。
KONISHIROKU HEXANON 52mm F1.8には、まだまだ潜在能力が有り引き出せていない気がします。資料を読んで得た情報寄りますと開放のフレア気味からF5.6辺りに絞るとフレアから解放され本来の姿が見えてくるそうです。試さない理由は有りません!
次回はF5.6 晴天の薔薇を撮りに行きます・・・ベストショットが有ります様に!
- コニカFマウント/マウントアダプターに付いて
今回のレンズマウントは、今となってはマイナーでニコンマウントと間違えやすいですが、Fマウント(コニカFマウント)で、その後のコニカマウント標準ARマウントとはフランジバックは同じですが口径とバヨネット形状に違いが有り互換性は有りません。
マウント切替時、コニカ純正品の[F/ARの変換アダプター]が発売されていましたが、今は入手が難しく、オールドレンズとして扱いずらいレンズに分類され、性能ははさておき不人気で廉価に入手可能になっています。
今回はレンズテストが出来れば上出来と言う事で、1mm厚NEX/M42アダプター + Pixco(17mm-31mm)ヘリコイドアダプターを18.5mmに調整し、レンズを乗せてレンズとアダプターをテープ等で固定で終わりです。下の寸法写真の様にフランジバックが同じのARマウントと同じで∞もヘリコイドアダプターの為問題有りません。
下の写真を見て?と思われた方に説明です。左上の1mmは何?と思いますよね、レンズマウント側に絞り制御レバーが1mm程出ていて、今回の組み合わせでも1mmプラスで∞が出たと言う理由です。計算上でもコニカのフランジバックが40.5mmでSONY NEX3ミラーレスのフランジバックが18mm、引き算をすると22.5mmに成り、左側の数字の合算22.5mmと一致しまし、旧型のレンズとボディー(KONICA FP)に装着時も1mm程の隙間が生じていますのでいい感じかな?と言う訳です。
もう一つの疑問、フランジバックが同じのAR用マウントアダプターを何故使わなかったのか?では無く、使えなかった訳も1mmの絞りレバーが邪魔になりレンズが斜めのチルト状態になり影響が大きかった為です。
何れにしても、今回のレンズ装着方法は簡易でいい加減には変わり有りませんので、カメラ側からマウントを取り出しアダプターに固定しバヨネット装着が出来ないか検討しています。作業が大掛かりになりますので、今回のテストの出来次第で制作意欲が湧いてくるか?・・・もし出来ましたら改めて、別のタイプで旧型ZOOmや望遠系レンズが面白そうなのでテストしたいと思います。
NEX/M42ヘリコイドアダプターとKONICA AR-NEXアダプター
マウント切替時、コニカ純正品の[F/ARの変換アダプター]が発売されていましたが、今は入手が難しく、オールドレンズとして扱いずらいレンズに分類され、性能ははさておき不人気で廉価に入手可能になっています。
今回はレンズテストが出来れば上出来と言う事で、1mm厚NEX/M42アダプター + Pixco(17mm-31mm)ヘリコイドアダプターを18.5mmに調整し、レンズを乗せてレンズとアダプターをテープ等で固定で終わりです。下の寸法写真の様にフランジバックが同じのARマウントと同じで∞もヘリコイドアダプターの為問題有りません。
下の写真を見て?と思われた方に説明です。左上の1mmは何?と思いますよね、レンズマウント側に絞り制御レバーが1mm程出ていて、今回の組み合わせでも1mmプラスで∞が出たと言う理由です。計算上でもコニカのフランジバックが40.5mmでSONY NEX3ミラーレスのフランジバックが18mm、引き算をすると22.5mmに成り、左側の数字の合算22.5mmと一致しまし、旧型のレンズとボディー(KONICA FP)に装着時も1mm程の隙間が生じていますのでいい感じかな?と言う訳です。
もう一つの疑問、フランジバックが同じのAR用マウントアダプターを何故使わなかったのか?では無く、使えなかった訳も1mmの絞りレバーが邪魔になりレンズが斜めのチルト状態になり影響が大きかった為です。
何れにしても、今回のレンズ装着方法は簡易でいい加減には変わり有りませんので、カメラ側からマウントを取り出しアダプターに固定しバヨネット装着が出来ないか検討しています。作業が大掛かりになりますので、今回のテストの出来次第で制作意欲が湧いてくるか?・・・もし出来ましたら改めて、別のタイプで旧型ZOOmや望遠系レンズが面白そうなのでテストしたいと思います。
NEX/M42ヘリコイドアダプターとKONICA AR-NEXアダプター