Old Lens 0031 > KONISHIROKU HEXANON 52mm F1.8 [4371208] あいにくの雨・・・雨の影響?この写り・・・
今回はパンマルシェと言う文字通りのイベント、パン市場にお供として持って行きました。当日10時からの開催でしたが、たどり着いたのは11時18分あいにくの雨模様で残念なお天気になってしまいました。
前日からお供のカメラ選びとパンマルシェの楽しみ方の気分は盛り上がっていたのですが
、天気予報は雨・・・朝起きたら天気予報が外れてたとなる様にお願いしたのですが、ずばり的中。レンズ選びは、有る程度広範囲に撮れて適当に寄れて・・・結局行きつく所、標準レンズしか有りませんでした。
パンマルシェの楽しみ方については事前に、昨年の催しの様子を調べてと・・・公式ホームページは有り、開催告知も有りましたが、肝心の詳しい内容が有りません。出店数やイベント情報等々、想像するしかなくなりました。想像は想像で楽しい!朝ご飯は軽く、お昼は試食で食べまくるぞ~・・・フェステバルだよパンの!明日は頑張って食べるぞ!私この手の催し物に殆ど出かけた事が無く無知でした。皆さんはご存知かと思いますが、パンマルシェ=パンの販売会で試食無しです。絵に描いたパンでした。
何時もは行かないイベントに出かけたのは、内容がパンで、パンが好きなんです。到着して驚いたのは、雨の中かなりの人出、開催時間一時間後に到着、50店舗位参加されていたようですが、既に10店舗位が完売になりお店にパンが有りませんでした。雨にも関わらず人出も多く、前日の計画通り試食が行われていたとしても、一かけらも食べる事は出来なかったと思います。殆どの店舗で購入の列が20~50人以上!長い列が出来ていました。試食など論外の様でした。私と同様にパンが好きな人って意外に多いと感心しきり・・・それでも、行列に並び4種のパンをゲット!ほうれん草のキッシュのパンや、サツマイモのレモン煮とリンゴ?をトッピングした秋のディニシュ等面白いパンも有り、お祭りして来ました。楽しかった!!
では、少しだけ雰囲気を
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/250sec iso200 -0.31 EV
此方のディニッシュ食パン小ぶり1斤半位?で1,400だったかな・・・結構人が並んでいました。お金持ちは沢山いますね😅
Sony NEX-3 ƒ/1.8 1/250sec iso200 -0.31 EV
此方もチーズケーキディニッシュですが、開催1時間少々ですが、みるみる商品が無くなっていきます。蒙古に時点で10店舗余りが完売・・・もう1時間もすれば7割方の店舗がお店を畳んでしまいそうです・・・取り合えず4個買えた事が奇跡に感じます。最後に、作例としてのコメントです、前ボケは良く処理されていると思います。
- 印象
肝心のレンズに付いて書きたかったのですが、当初は有意義な情報は皆無で、レンズの写真と数枚の作例紹介のブログしか無く、皆さんも情報不足に困っていた様に感じました。
私も今回の作例で感じた事を書くしかないのかな?・・・このブログの趣旨は過去の情報は無視、作例で感じた事を書くのがモットウのはずでしたが、人間可笑しなもので、無い物は欲しくなる・・・無いと判ったら探していました。
WEBではやはりそれ程の情報は集まらず、図書館のお世話になり少しばかりの情報を見つけましたので書いておきます、合わせて今回レンズの前後に作られたKONISHIROKU-HEXANONも参考にご覧下さい。
1959年 Konica S-Hexanon 48mm F2 (最高解像力 開放140本 F5.6 224本)
1968年 Konica FTA-Hexanon 57mm F1.4 (最高解像力 開放140本 F5.6 224本)
「出典元 朝日ソノラマ レンズテスト「第1集」より」
今回紹介のレンズを含め、年代順に5本の構成図と収差図を見比べますと、全て5群6枚構成の変形ガウスタイプで同じですが、レンズ構成図からは時代なりの試行錯誤の跡が見えてきます。
テッサータイプでは限界に達したF値の底上げの為だったり、収差改善(補正不足や過剰補正?)の為、または解像度の確保だったり、当時の大口径比レンズより一枚少ない5群構成変形ガウスタイプを敢えて選び、焦点距離が伸びた事に拠るメリット・デメリットなど考慮の上に採用を決定したレンズなど、理由が有るのだと思いますが、素人の私には知る由も有りません。
今回5本のデータを紹介した訳は、データで見る当レンズが一番特異な収差図に感じたからです。変形ガウスタイプを採用しながら、何故典型的なテッサータイプの特性を持つレンズにしたのか?2年も前に50mm F2(今回の5本の中で一番特性的にも優れていると思われる)変形ガウスタイプど真ん中のレンズを作りノウハウが有りながら何故?
当時テッサーでは商売が成り立たず、ガウス有りきのF1.8だったのでしょうか?
真面目に作ったテッサーF3.5に勝てたのでしょうか?
今回の作例を見る限り、F値を明るくする以外に変形ガウスタイプを採用した理由を見つけられず、テッサータイプ程の中心部解像力は無く、テッサータイプより2枚レンズが増えた分のレンズ間反射が増えただけで、当レンズは収差過剰補正ではないと思われますが、ガウスタイプの収差過剰補正時に良く見られる様な開放フレア感が有り、両タイプの良さが無く、雨模様での開放F1.8スナップの撮影条件では・・・一言、完敗だったと思います。
次回はF1.8の開放ボケとマウント関係に焦点を当てたいと思います
- 今回の撮影機材
SONY NEX-3 ミラーレス一眼 + NEX/M42 1mm厚変換リング + M42ヘリコイドマウントアダプター + KONISHIROKU HEXANON 52mm F1.8