Old Lens 0015 > TOKYO KOKI MINETAR TELEPHOTO LENS 1:2.8 f=135mm [H42088] 「名も知らなかったレンズ・・・撮ってみたら!」



Nikon,Canon,Pentax,Olympus,konica,Minolta,Ricoh,Yashica・・・・Miranda,Petori,Topcon,Mamiya など主要カメラメーカーレンズ以外に、レンズ専業メーカーSiGMA TAMRONもワゴンの常連、 Tokina,KOMURA,Tefnon,Sorigor,Sunなども時折見かけますが、Minetarは初めてです。

国内・海外共に情報が少なく詳細までは良く判りませんでしたが、東京光器製作所「トキナーの創業時の社名」の初期数年のみ販売された「マイネタール」トキナーレンズの祖先にあたる希少なレンズの様です。

希少なレンズ故、情報が少ないのか、試写レビューは製品情報以上に扱いが少なすぎます。
オールドレンズの世界では取るに足らないレンズなのでしょうか?


























どうでしたか ?
少し興味が湧きませんか・・・
綺麗で素直で美しいボケ味、凄く好みです。
このレンズが私の手元に有る理由は、工作精度に多少疑問符が付きますが、デザインが素敵で、絞り羽根の数が「18枚」と多く「これ個人的に大変重要 ! !」当時のレンズ製造へのこだわり「コスト重視か、品質重視か」を知る事が出来る上に、写真の大変重要な要素、ボケ味に直結するからです。
そして、一番大切な事は、持った瞬間に「私を買ってと囁いた」これ以上の理由は有りません。

少し横道に、高級機の代名詞、中判のハッセルブラッドは5枚絞りの5角形で「5角形がハッセルの証」の様に語られていましたが、紹介レンズMinetarは絞り羽根18枚、絞っても真円に限りなく近い・・・物理的にどちらが凄いのか、圧倒的に5角形より真円です。

光源ボケが5角形になるのは当時の構造上の限界か、手抜きにしか思えません。
作品にインパクトを与える効果が有るかもしれませんが、背景処理に拘るプロが常用するのはともかく・・・ハイアマチュア以上の人が猫も杓子も使っていたのは良く判りません・・・やはりブランドですか ?

綺麗な作りでボケ味の素敵なレンズを作っていた会社が消え・・・その代わりにプラ銅鏡の2線ボケでザワザワ騒がしい駄目レンズが生き残り、人々の真贋を見極める力が無かったから?そんな事を思ってしまいました・・・何だか哀しいです。

次回は色々な条件で撮影・・・名も知らなかったレンズや如何に!

  • 今回使用機材
SONY NEX-3 ミラーレス一眼+マウントアダプター(MD-NEX)+MINETAR TELEPHOTO LENS 135mm F2.8

アンバランスな長さですね、これもオールドレンズの楽しみ ?