Old Lens 0025 > CANON FD 50mm F1.8 S.C. (II)  [17793]「ボケとツッコミ」・・・・「ツッコミ編」


今回はカメラ市で巡り合ったCANONのスタンダード標準レンズです。

オールドレンズ不人気メーカに入りそうで、意外な気がしますがFL/FDマウントとEFマウントのF値の大きなレンズも同じく市場価値が大変低く、少しでも程度が悪ければ「もってけ泥棒」状態です。

中古市場での没落ぶりは、FL/FDマウントは扱いにくくEFマウントとの互換性の無さ、EFマウントは供給過多で需要とのバランスが崩壊したように思います。
とは言えカメラ業界をニコンと共に背負ってきたメーカーの製品が悪いはずは有りません。

「ボケとツッコミ」に分けて、今回は「ツッコミ」編です。

薄曇り午前、美術館前の公園、少し偶然性の有る不思議な感じがしませんか?絞ったCANON流石に解像度は高いです。トーンの抑えた薄曇りの雰囲気が出ている気がします。


2010年の完成記念オブジェ?青のモノリス?美術館の前に有ると特別な力でも宿っていそうな雰囲気がします。これも曇り空の光が落ち着いたトーンのせいかもしれません。


ステンレスの防護柵の一枚、一枚が抽象絵画の様です。光の関係でキリリと言う程では有りませんが十分な金属の質感と解像度だと思います。


天球儀?の様なオブジェ?少し宇宙を感じさせます。解像度はとても良く拡大にも十分耐えられると思います。


この建物の全景は巨大な宇宙船を連想させる形をしています。コンセプトと名称は「水の宇宙船」大屋根の天井には水がやさしく流れて銀河を連想させ、周りに園路が有り非日常な空間がお気に入りでしたが、残念な事に閉鎖、そして何年振りかに復活!!嬉しいです!!


曇り空の為、少しモノトーン的な作例が続き、解像度テストの様になりましたが
、中央部は十分な解像度が有ります。


出勤時間も過ぎた高架下、曇り空でシャッタースピードが遅くなり、電車のスピード感が良い感じです。好結果の要因にもう一点、高架や柵・橋脚などの解像度が高く、列車の残像効果が引き出されスピード感が描写出来たと思います。


高架下の曇りと言えどコントラスト比が有ります。当然奥は白トビ状態ですが、滑り台の質感と全体のコントラストは良く表現されていると思います。


このジャングルジムの独特の色使いとペンキの剥がれ具合に比べ、錆の無い変な感じの清潔感がとても好きです。多分多くの方は錆びている方が味が有るとおっしゃると思いますが、この感じが何とも好きで、思い通り良く写っています。


大好きなジャングルジム、カラフルですが派手では無く、理由は判りませんがジャングルジムの下だけ土が白く、スポットを当てた様でジャングルジムが見事に浮かんでいます。立体感も有り、CANONレンズ良い仕事をしてくれます。

今回はツッコミ編なのでF8近辺の撮影に成りましたが、やはり看板を背負ってきたメーカーのレンズはシャープでカラーバランスも良くリアルでした。

次回はボケ編です・・・真の姿が見えますよ!

  • 使用機材(詳細は次回)
SONY NEX-3 ミラーレス一眼 + NEEWER CANON FD-NEX マウントアダプター +CANON FD 50mm F1.8 S.C. (II)