Old Lens 0016 > TOKYO KOKI MINETAR TELEPHOTO LENS 1:2.8 f=135mm [H42088] 「 名も知らなかったレンズ・・・お気に入りです」

朝9時、太陽はまだ低く 日陰・日向・絞りも色々・・・少し気合が入っています。
あっという間に、本当に色々な写真が撮れました。

このMinetarレンズお気に入りになりました。

このレンズ色々な意味で「ザ・オールドレンズ」
現代レンズ設計では物理特性の追求が今だに続き、良く写るが面白みに欠けると言われて久しく、オールドレンズファンが求める、ライツより味のあるレンズ的な理詰を超えた何か・・・このレンズ遥かに超えていると思ってしまいました「ブランドイメージは天と地ほどの差」これが別の意味で大きな壁ですが・・・

実はライツのレンズ、数十年前に沈胴エルマー50mm・沈胴ズマール50mm・エルマー90mmの3本しか使った事は無く、味の有無とか曖昧で、殆ど印象に残ってい無いのです・・・多くの方の写真や感想から勝手にイメージして書いていますのでいい加減です。

当時中判に興味が移っていて、偶然手に入れる機会が有り使いましたが、
この話は何時かの機会に・・・ではMinetarの作例です。









順光以外ではあらゆる角度の光に敏感に反応します。左真横からの光の影響を受けフレアーが出てますが、明るく爽やかな感じがします。45度当たりの光でもフレアーに支配され完全にコントラストを失いますが、かすかに光の影響が出る当たりにこのレンズの美しさが有る様に感じます。優しく明るく繊細な・・・オールドレンズらしさが・・・





順光に近い通常撮影に近いシチュエーションでは、開放でも解像感を伴い明るく空気感も有り良く写ります。





周囲の光は強いのですが日陰で光の回り込みがほとんど無い場合、現代レンズも凌駕しそうな解像感を伴うコントラストを見せ1-4枚目とは随分趣の異なる表情で、同じレンズで撮影したとは思えません。











日差しの弱い順光開放の場合、柔らかい表情で花々の雰囲気がとても素敵です。
日が陰り、フレアーの出難い条件での花々は、少しづつ、絞りを変化させると色味・コントラストを保ちながら、濃厚な表情を見せるレンズ。
作りも綺麗、使い手の腕次第で、大変面白い、良きレンズです・・・出会う機会が有りましたら、是非、試して下さい。

  • 被写界深度サンプル




  • 今回撮影機材
SONY NEX-3+NEEWER MD-NEX マウントアダプター+MINETAR 135mm F2.8

レンズ側は今回のMINETARのマウント部の規格のズレ又は精度不足の為、盛大にガタツキますが、各種MINOLTA LENSに装着した限りでは問題有りませんでした。
マウント側はガタツキ無く、脱着もスムーズで無限も大丈夫そうです。
全体の組み合わせは、オールドレンズならでは、とてもシュール!!!!!









  • 仕様表
焦点距離 135mm [SONY NEX3装着時200mmレンズの画角に相当]
最大口径比 1:2.8
レンズ構成 -群-枚
画角 18°21′(35mm判フルサイズ一眼レフカメラ)12°16′(APS-C一眼レフカメラ)
撮影距離目盛 ∞~1.8m
最短撮影距離 1.8m
絞り羽根枚数 18枚
最大絞り f/2.8
最小絞り f/16
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 約54mm
マウント Minlta MD
寸法 約60mm(最大径)全長約155.8mm
質量 約435g
発売日:19--年-月 -日 不明 1960~1970年代位かな?
No.H42088