Old Lens 0014 > NIKON AF MICRO NIKKOR 60mm 1:2.8 D 「紫陽花を撮りました・・・・可愛くて綺麗!」

今回は紫陽花編です。 先回はマクロレンズの紹介のつもりでしたが、使用してみると標準レンズに準じて使えるオールラウンドレンズの印象が強く、標準的な使用例の紹介になってしまいましたので、今回は多少マクロレンズ的に撮ってみました。
作例より、まだまだ寄れるのですが紫陽花が綺麗で、繊細さ美しさをお伝え出来ればと、そこそこの接写に留まりましたが・・・・いかがですか?



午前10時薄曇り柔らかな光。奥に向かい溶けていく、只々、繊細で柔らかく可愛い・・・・小さな花を束ね浮かんでいる様・・・兎に角可愛い、大好きです。


一段と日が陰りハイライト消え、生まれて間もない紫陽花の変容の始まり。少し神秘的、繊細で柔らかく生命観が可愛い・・・・大好きです。


此方は成長した深い青の世界、色も鮮やか適度に締まり・適度に柔らかい・・・・背景の緑もボケも・・・少し深遠な世界に誘われる・・・。


これは珍しい紫陽花です。
中心部に小さな生物が話しかけている様な、ガクは裏向きに下がり何かを包んでいる様な、紫陽花中央部から背景までのボケがとても素敵で繊細で柔らかく素敵な一枚です!!


少し寄った感じですが、以外に被写界深度は深く、紫陽花が崩れる事無く繊細で背景のボケに繋がります。中央の雌しべ?が触覚の様で、こちらを探っている・・・少し宇宙外生命体の様。


まだまだ寄れますが今回一番のマクロ、まだまだ被写界深度はそれ程浅く無い様ですが、
マクロらしい一枚になりました。やはり触覚の様に見えます・・・これな紫陽花と言うより、どこかの生命体?です。


最後は紫陽花の全景が入る程度の寄りです。以外に被写界深度は深く紫陽花全体が崩れる事無く繊細です。これから中央部が弾けてイメージが変わっていく途中?・・・何時も見ている紫陽花は一般的な紫陽花と額紫陽花の2種類と思っていましたが、マクロ領域で見てみると、色々変化が有りました・・・楽しかったマクロのお陰です。

  • 印象
マクロレンズと言えば花が一般的。
紫陽花を撮りましたが、開放F2.8では基本的にはキレ切れの描写では無く、程よい切れ味・繊細で柔らかく、紫陽花を撮るレンズとしては最適!最高!でした。

標準レンズとして使うには少し大振りですが、さほど重量は有りませんので、使い勝手や描写力を考慮すれば、十分お釣りが来ます。AFレンズの為、ヘリコイド操作は切り替えが必要で、MF操作時はマニュアルレンズの様なマッタリ精密感は無く、スカスカに成りますがフォーカスは問題なく実用で、超推薦レンズです。

  • 被写界深度サンプル

f2.8
 

f8

  • 今回使用カメラ+マウントアダプター+レンズ






  • FOTGA Nikon(Ai)-NEX マウントアダプター
レンズ側はガタツキ無く問題有りませんでした。
マウント側はガタツキ無く、脱着もスムーズで無限も大丈夫そうです。




SONY NEX-3ミラーレス一眼 + FOTGA Nikon(Ai)-NEX マウントアダプター + NIKON AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

  • 仕様表
焦点距離 60mm [SONY NEX3装着時90mmレンズの画角に相当]
最大口径比 1:2.8
レンズ構成 7群8枚
画角 39°40′(35mm判フルサイズ一眼レフカメラ)26°30′(マイクロフォーサーズ一眼レフカメラ)
撮影距離目盛 ∞~0.219m、8 3/4in(併記)
最短撮影距離 0.219m(等倍)
最大撮影倍率 1.00倍
絞り羽根枚数 7枚
絞り方式 自動絞り
最大絞り f/2.8
最小絞り f/32
測光方式 CPU・AI方式のカメラでは開放測光、従来方式のカメラでは絞り込み測光
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 62mm(P=0.75mm)
マウントアダプターFT1適否 MF
寸法 約70mm(最大径)×74.5mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)、全長約82.8mm
質量 約440g
発売日:1993年12月 4日